静岡おでん

グツグツ煮えたぎる真っ黒のスープ、じっくり味がしみこんだ牛スジ、豚モツ、大根、そして黒ハンペン‥。この静岡独特の食文化である、真っ黒スープの静岡おでんの特徴です。ダネは串に刺してあり、青のり、かつおぶしをかけて食べます。
地元では「しぞーかおでん」と呼んでいます。静岡おでんには、肉、魚(黒はんぺんや練り製品)、こんにゃく、大根、昆布、玉子、カツオぶし、青海苔などの具が入っていて、栄養学的にもバランスがとれています。そして、静岡おでんには茶めしが非常に良く合います。静岡おでんと茶飯はいつもセットです。

静岡おでんは駄菓子屋から

静岡では昔から駄菓子屋でおでんを売っていました。静岡おでんは具が全部串にさしてあります。静岡の子どもたちは、小腹がへったら近所の駄菓子屋に小銭をにぎりしめて駆け込むのではないでしょうか。いまでも市内には駄菓子屋が点在していますので、本当の静岡おでんを食べたいなら、駄菓子屋を見つけるのが良いと思います。

おでん横丁

静岡市内の青葉公園周辺には4つのおでん横丁があります。10人座ればいっぱいの店内は屋台のおもむきもあります。
静岡おでんの発祥は、大正時代のこと。静岡大火を逃れた人たちが、青葉公園周辺でおでん屋や駄菓子屋を始めたのが起源とされています。おやつがわりの食べ物として、いまでいうファーストフードのような存在として市民に定着しました。

おでん屋の数は日本一

静岡市内だけで600軒の静岡おでんの店舗があります。特に中心街の800m四方に約250軒が軒を連ねています。また、駄菓子屋で出されることが多いのも静岡おでんの特徴ですね。

新幹線の中ででも美味しく食べられます

缶詰の静岡おでんが静岡駅の新幹線ホームの売店のみで発売しています。こちらは名物の黒スープがなく、「こんにゃく、黒はんぺん、ちくわ、スジ、豚モツ、昆布、うずら卵」が入っています。
静岡おでんの特徴である黒いスープをあえてなくしたのは、後片付けが楽なようにということらしいです。お酒のおつまみに、これ、最高だと思います。新幹線の中でビールを片手に静岡おでんなんて最高ですね。

しぞーかおでん(静岡おでん)